春先に、公園や道路脇の植え込みなどで、ヒイラギのような葉をつけた低木が、 ジンチョウゲのような甘い香りのする黄色い花を咲かせている風景に出会います。 これはヒイラギナンテン(Mahonia japonica)の花です。 中国原産の植物ですが、日本には古くから入り、庭園樹として親しまれています。
ヒイラギナンテンの雄蕊はふだんは花弁に寄り添って開いていますが、虫の脚などが付け根付近に触れると 雌蕊の方に急に動く性質があります。そうやって虫の脚に花粉を押しつけます。 この雄蕊の動きはなかなか早く、約0.8秒といわれています。 今回、この雄蕊の運動を撮影する事に成功しました。御覧下さい。 (動画ファイルは約4.1MBあります)